水貼りテープ(Gummed Tape)は、裏面に水溶性のデンプン系糊を塗布した紙製のテープで、水をつけることで粘着力が生まれるタイプの梱包資材です。
使用時は、電動式及びハンディディスペンサーのスポンジを通し、糊面を湿らせ、段ボールなどに貼り付けると、乾燥後に段ボール一体化して非常に強力な接着が得られます。剥がすのが難しいほど密着するため、封印性・防犯性にも優れており、物流や出荷現場で多く利用されています。
素材が紙でできているため、環境負荷が低く、リサイクル可能で、プラスチック製テープに比べてエコでサステナブルな梱包資材として注目されています。また、表面がマットで美しく、企業様によってはカスタマイズロゴなどを印刷し、ご使用することもできます。
裏面に水溶性の糊(主にデンプン系)が塗られており、水をつけることで粘着性が生まれます。
乾くとしっかりと固着し、はがれにくくなります。
一度貼ると、温度・湿度の変化にも強いです。
特に段ボールの封緘(ふうかん)などではクラフトテープよりも長期間安定した接着力を発揮します。
紙素材のため、段ボールなどと一緒にリサイクル可能です。
プラスチックを含まないため、環境負荷が低いのが利点です。
多くの水貼りテープは手で簡単に切れるほどの厚みと強度。
作業時の扱いやすさにも優れています。
糊が乾いている状態では粘着しないため、保管中にくっついたり劣化しにくいです。
自動で水を塗布 → カット → 排出まで行うため、手動タイプや筆で湿らせる作業に比べて圧倒的に早い。
テープ長さをワンタッチ設定できるため、複数の箱サイズにも即対応可能。
1人あたりの梱包数が増え、作業ライン全体のスピードアップに繋がります。
※ 手作業比で 20〜30%の時間短縮が期待されることもあります。
水量・圧力・送り速度が一定なので毎回均一に湿らせたテープが出てきます。
テープの糊ムラ・剥がれ・貼り直しなどの不良を防止できます。
商品発送時の見た目の品質(ブランド印象)も安定します。
手作業だとどうしても長めにカットしがちですが、電動タイプでは必要な長さを自動計測・設定できるため、無駄な使用量を削減できます。
特に大量梱包では、年間でかなりのコスト削減効果が出ます。
手で水をつけたり、レバーを引いたりする手間が不要。
長時間の梱包作業でも作業者の負担を軽くできます。
特に倉庫や出荷ラインなど、大量出荷を行う現場に最適です。
| 電源 | AC 100V(50/60Hz)2A、80W |
| サイズ | 513 × 342 × 315 mm |
| 重量 | 16.4 kg |
| 本体素材 | 帯電防止ABS樹脂 |
| テープサイズ | 幅25 ~ 80mm、径φ220mm |
| フィード速度 | 60メートル毎分 |
| 現場タイプ | 導入効果 |
|---|---|
| 製造業・出荷ライン | 品質の安定と人件費削減 |
| EC出荷・物流倉庫 | 大量梱包で作業スピードとコストを改善 |
| 冬場や乾燥環境 | 湿らせムラを防止、確実な密着 |
| ブランド商品梱包 | 見た目の均一化・信頼感向上 |
手動式の水貼りテープディスペンサーは、コスト・運用の手軽さ・耐久性・柔軟性といった現場実用性の高さにありますのでぜひお試しください。
手動式は電源を使わない構造のため、電動式の大幅以下で手軽に導入できます。
中小規模の倉庫や店舗、少量梱包を行う現場では、コストパフォーマンスの高い選択肢です。
コンセントやバッテリーを必要としないため、設置場所を選ばず小さな作業スペースでも扱いやすく、可搬性に優れた道具として重宝されます。
モーターや電子制御部がないため、故障リスクが非常に低く、メンテナンスも必要ありません。また、専用スポンジの消耗により交換も簡単に済みます。
作業者が自分でレバーやローラーを操作するため、テープの長さや湿らせ具合を自由に調整できます。段ボールサイズが頻繁に変わるような現場では、自動設定よりも感覚的で素早い対応が可能です。
仕組みが単純で、初めての人でも数分で使い方を覚えられるほどシンプル。
安全性も高く、教育コストがほとんどかかりません。
プラスチックごみを減らし、環境負荷を低減できます。
手動式はエネルギーを使わないため、省エネでサステナブルな運用が可能です。
| 実寸法 | 220 × 80 × 70 mm |
| 重量 | 260g |
| テープサイズ | 幅45 ~ 75mm、50M |
※ 少量〜大量の梱包作業を行う現場に最も適した、経済的で安定した機械です。
一方で、大量梱包や高速ライン作業では、電動式の方が効率的になります。